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ウィスキー事業の開始について

 この度、2023年1月31日付けでウイスキー免許を取得し、それに伴い設備試運転を終え、2023年4月1日より正式に稼働開始することに相成りました。ひとえに日頃よりお世話になっております、皆様のお陰でございます。

 弊社と致しましては、長く続いた新型コロナの影響と、また20数年もの長きに渡りお世話になりました宝酒造(一刻者)との契約も終わりを迎え、心機一転、新事業に鋭意邁進する所存でございます。

 小牧家は西暦1590年、北郷島津家の13人の武家衆家来の1人として、この薩摩の地に移り住んでまいりました。1909年、鹿児島県薩摩郡さつま町に本格焼酎製造業を創業し、今年115年目を迎えます。
薩摩焼酎の歴史はスコッチウィスキーの本場英国と常に密接かつ複雑な関係にありました。

 江戸末期、英国と戦争し敗戦、彼の国の偉大さに触れ蒸留技術の一端を持ち帰ってきたことから現在の本格焼酎技術に至り、また1990年代には、本格焼酎の国内税率がスコッチウィスキーより安価という理由で英国を中心とするEU連合にWTOに提訴され敗訴、3度の増税を強いられ苦難をしいられた過去があります。それでも薩摩魂で世上を乗り越え、皆様のご協力のもと本格焼酎ブームが到来し、今日に至ります。しかし、未だ本格焼酎は世界の市場では認知されておりません。
ですが私たちの本格焼酎の製造、蒸留技術は世界をも凌駕する技術と確信しております。
この技術を、世界の蒸留酒であるウィスキーに応用することで、弊社が造るジャパニーズウィスキーは更なる高みへと昇り、ひいては本格焼酎の認知度も向上させ、世界に冠たる日本を取り戻せると自負しております。
 
この鹿児島、さつまの地より。
 
是非、皆様と小牧蒸溜所のウィスキーの歴史を
ともに造っていっていただけたら幸いです。
皆様とお会いできる日を楽しみにお待ちしております。